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エリオット/荒地
評価:★★☆☆☆
訳:岩崎宗治
出版社:岩波書店(岩波文庫)
そもそもエリオットの詩は難解だが、膨大な注釈(文庫本の三分の二を占める)のせいで、より小難しく思えてくる。ダンテやシェイクスピア、ボードレールなどの引用・隠喩が散りばめられているので、そういった予備知識も必須となる。そこに詩の究極的な文学性を見出すか、ただ不親切さ・難解さを感じるかはそれぞれだが、少なくとも力強い言葉ではある。