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永瀬隼介/閃光 評価:★★★☆☆ 出版社:角川書店(角川文庫)
三億円事件の謎を鋭い切り口でフィクションとして作り上げた永瀬の筆致には凄まじいものがある。ひたすら繰り返される無為な情景描写が読み難くしており、もう少しコンパクトに纏めることはできた。また、何人もの登場人物を場面をいくつも交錯させて語るので、冗長で無味乾燥な感じがする。セリフ回しも単調で古臭い。