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2024.05.19 Sun 
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2009.03.28 Sat  小説(国内作家)
村上龍/コインロッカー・ベイビーズ村上龍/コインロッカー・ベイビーズ

評価:★★★★★
出版社:講談社(講談社文庫)

間違いなく村上龍の最高傑作である。この作品は「破壊のエネルギー」に満ちている。コインロッカーというのは現代社会の縮図だ。我々は社会に逆らい、壊し、唾を吐きかけなければならない。そうすれば我々は心臓の音を聞くことができる。「生」というものに気付く。消費は生産と同義で、創造は破壊と同義であることがわかるだろう。作中に「ダチュラ」という言葉が出てくる。その意味は読んでもらえば分かるが、この作品を読んだ後、とにかくずっと「ダチュラ」という言葉を呟き続けていた。
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