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金城一紀/映画篇
評価:★★★★☆
出版社:集英社(集英社文庫)
いち映画ファンとして、様々な映画が密接に絡んでくる物語というのが非常に嬉しい。特にラストの「ローマの休日」上映を目指す家族の物語は、センスも良くハートフルだ。作者は本当に映画が好きなんだろうな、というのがあちこちの節で見て取れる。だからこそ「ローマの休日」というベタ過ぎるほどベタな作品を軸に置いても全体がスタイリッシュに纏まるのだと思う。