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リリー・フランキー/東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
評価:★★☆☆☆
出版社:新潮社(新潮文庫)
マザコン小説と評するのは極端かも知れないが、母親との想い出だったり、愛しい人の死だったり、そういったものは誰もが経験することだ。ことさらそこに感動を与えようとしても、あまりに一般的過ぎて涙すら出ない。この小説はリリーとオカンとその周りにいる人だけのための物語でしかなく、我々がそこに価値を見出す何か、というものは決定的にない。